――伝説の長夜を照らす――
平安出版から平成十六年十月一日より
魯の人(山中講一郎)の著作『日蓮伝再考(一)』が発刊されています。
日蓮大聖人の伝記を学問的にとらえなおしたものです。是非、ご一読ください。
全国有名書店の他、アマゾンやクロネコヤマトのブックサービスからも入手できます。
帯のコピーライト
「日蓮の史跡を踏査し
地理と歴史の両面から、
日蓮著作の真意を読み、
新たな日蓮像を浮かび
上がらせる。
伝説の闇は破られ、
日蓮の志が生き生きと
蘇る。
生活実感をもつ町の研
究者にして初めてなし
えた快挙。」
「中外日報」平成16年11月11日付の読書週間特集 書評
「歪められる日蓮像」
危機意識もとに“学説”論破
欠点、誤りあぶり出し
日蓮研究の方法を一新か
日蓮伝再考(一)伝説の長夜を照らす
山中講一郎著
本書はその名が表している通り、これまでの「日蓮伝」を批判的に考証し直そうとするものである。ここでいう「日蓮伝」とは、単に「伝承」「伝説」の類だけではない。現在の学者たちさえもが、根拠薄弱なる「伝説」を創作し、日蓮像が今もなお、歪められ続けているとの危機意識が、著者の山中氏にはある。
山中氏は学問を生業(なりわい)とする者ではないが、二十年間にわたって日蓮の遺文を書誌学的な領域を含めて研究してきており、「からぐらネット」というインターネット上の日蓮研究サイトの主宰者として、一目置かれてきた人物である。
山中氏は、日蓮の誕生から伊豆流罪までを十一の章に分け、立宗、法難などのテーマごとに既存の「学説」の欠点や誤りを淡々とあぶり出しながら、広範かつ正確な知識をもとに日蓮を描く。読者は、丁寧に根拠を明示しつつ進むその展開の中で、歴史的に確かなる日蓮の像を見るであろう。よく知っているはずの遺文から現れる日蓮のイメージが、新しくなるから不思議だ。もしかすると、本書は従来の日蓮研究の手法に転換をもたらす一書かもしれない。
本書の詳細についてはインターネットのホームページ
= http://www.heianbooks.jp/ =を参照。
定価二、九四○円、平安出版(電○三・三五五四・一一五五)刊。
目次
はじめに
第一章 妙の浦の伝説
誕生地「かたうみ」はどこか
第二章 貫名重忠の伝説
日蓮の父はどんな人か
第三章 虚空蔵菩薩の伝説
虚空蔵菩薩の意味はなにか
第四章 旭の森の伝説
立教開示とは何だったのか
第五章 諸仏坊の伝説
どこで何が語られたのか
第六章 東条景信の伝説
立教開示の波紋と日蓮の攻勢
第七章 東条御厨の伝説
「領家」とはだれか
第八章 小松原の伝説
東条松原の法難の意味とは
第九章 松葉谷の伝説
鎌倉における日蓮のうごき
第十章 「立正安国論」の伝説
立正安国論の影響とは
第十一章 伊豆伊東の伝説
追い詰められていた幕府要人
あとがき
なお、お値段のほうは、
定価2,800円+消費税140円=2,940円となります。
『日蓮伝再考』の正誤表です。
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